大気科学に関する諸過程の理解
学位取得までは気球観測に基づいて熱帯対流圏界層における大気脱水過程の研究を続けてきましたが、最近は広く対流圏下層から全球成層圏までの物質輸送過程全般に興味があり、多くの方に協力していただきながら研究を進めています。研究対象は以下のような感じです。
- 熱帯対流圏界層における大気脱水過程
- 物質輸送の観点における深い対流の役割
- 雲微物理過程
- 対流圏-成層圏間の大気輸送過程
- 成層圏における大気子午面循環
- 気候変動に伴う大気輸送場の変化
所属学会
- 日本気象学会
- 日本地球惑星科学連合
- 日本大気化学会
- アメリカ地球物理学連合
- ヨーロッパ地球科学連合
獲得した競争的外部資金
[2] 科研費2018-2020年度 基盤研究(C)研究課題名「極域最下部成層圏における大気輸送と物質分布の変動要因の解明」研究課題番号「18K03738」(代表: 稲飯洋一)
[1] 科研費2015-2017年度 若手研究(B)研究課題名「熱帯対流圏界層クロック・トレーサー濃度変動と成層圏大気年齢についての研究」研究課題番号「15K17760」(代表: 稲飯洋一)
査読経験雑誌
– Atmosphere
– Atmospheric Environment
– Atmospheric Chemistry and Physics
– International Journal of Climatology
– JAXA Research and Development Report
– Journal of Atmospheric and Solar-Terrestrial Physics
– Remote Sensing
Photographs of our observations in February 2014.